全巻読み終わった。
ものすごくいい漫画だな。
たったの8巻しかないのに、濃厚すぎる。深い。
この物語から、気付かされることがたくさんあった。
ちょうど今日見たアニメのエピソードが3巻だったので、
3巻の印象的だったセリフを。
オクジーが言う。
「ずっと前と同じ空(モノ)を見てるのに、
少し前からまるで違く見える」
バデーニがこたえる。
「だろうな。きっと、それが何かを知るということだ」
もひとついいなと思ったセリフ。
オクジーがヨレンタに、
文字が読めるってどんな感じなんですか?
って聞くと彼女がこたえる。
「文字は、まるで奇蹟ですよ。」
はるか遠い昔の話で笑ったり、
「文字になった思考は、この世に残って、
ずっと未来の誰かを動かすことだってある。」
全巻通して、バデーニとオクジーの話が一番好きだな。
最後めぐりめぐってあの人登場なんだ。
一瞬、え、そんなことするひとだったの?と思ったけど
でも決して聖人君子ではないというのも、現実的でいい。
信念のある人は、その信念のために
とんでもないことをしてしまうことがあるのは、
人類の歴史が証明している。
あとそうきたか!と思ったところは、
異端審問官のノヴァク、彼が今までしてきたことは実は・・・。
ヨレンタ、父と再会するのかと思いきや・・・。
人の感動や真理への探究心が
強く強く、次へ次へと最後の巻までつながれていく
読み応えありまくりの漫画だった。
そして、私のこのゆるーーーーーーーい感想が、
ずっと未来の誰かを動かすことだってあるんだってことを・・・。
ある・・・・。
あ、ある・・・・。